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【相続】終活のススメ 積極的に財産を整理したい②
2024.07.03

こんにちは。相続総合支援センターです。
 
西日本の大雨のニュースが連日入り、土砂崩れが発生している箇所もあるそうです。
いわき市も過去、大雨の被害が大きかった地区もありましたので、安全を優先した行動を
とっていきたいものです。

 
前回は預貯金を中心にお伝えしましたが、今回は有価証券と不動産について相続を
見越した財産整理のポイントについてお伝えします。

 
有価証券について、証券会社に口座をお持ちの場合は、相続人が株式等を引き継ぐ際の
手続きに時間を要します。
仮に被相続人がA証券に口座を持ち、株式をたくさん保有していれば、相続人が株式を引き
継ぐにはまずA証券で口座を開設する必要があります。そして、引き継ぐ処理をした上で、
相続人の証券口座に株式が移管されます。これについても、証券口座を開く時間を要する
ことと、実際の引継ぎに時間を要します。
また、相続人が株式に全く興味がなくてもいったんは引き継いでから売却することになります。
株式を相続したくないという相続人が考えているケースでは、生前に整理しておくことも思い
やりの一つではないでしょうか。結局、株式に興味がない相続人が処分する意向があると、
売るタイミングが非常に重要になります。被相続人になる人が保有している株式を好きな
タイミングで売却しておくと、ある意味で納得しやすいかもしれません。
 

また、土地や建物など不動産についても、整理しておきたいところです。
荒れ放題の山林を所有していたり、空き家の状態の実家があったり、賃貸に出していたが老朽化
して全く使用されていないアパートなどもモノがある以上は相続の対象になります。
そのため不動産についてはも名寄帳を取り寄せるなどしつつ、昨年から開始された土地国庫帰属
制度の活用を検討するのも一策です。
例えば、空き家状態の家を整理することで、相続手続きが簡便になるケースもあります。
相続税の試算や譲渡所得税の特例などの検討も不要になります。

 
これまで見てきたように、相続手続きは今でも基本的に紙ベースで行われていることが多いので、
時間と手間はかかります。
また、相続人が把握しにくい財産をもし持っているのであれば、エンディングノートなどに
どの銀行に口座を持っているかということを記載しておくと安心です。
可能であれば、生命保険についても保険証券の場所を書いておくことも良いでしょう。
 

今回の記事を見て、もし思い当たることがあれば、ご自身が納得出来る形で財産整理を進めて
いただければと思います。
財産整理を含め生前対策について相談したい方は、当センターへお気軽にご連絡ください。

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